南 片 江 の 家 house in South Katae
敷地は学生寮やアパートが混在した住宅街の一角で、細い坂道を上がった旗竿奥地にあります。敷地周囲とは高低差があり北側と東側隣地は高い擁壁で覆われていました。唯一南側隣地が2m程度低く、その上方のみ視界が開けていたので、そこからの眺望を大事にしたいと考えました。
アトリエも住居も必要最小限の大きさにした事で余白が生まれました。例えば小さな中庭は両者の間を緩く取り持つ存在として。また南側を平屋に抑えた事で、閉塞的ではなく風が抜け、眺望を取り込んだ2階住まいと隣家との適度な距離感(余白)を保つ事ができました。
一部を除き大方の窓に既製サッシを使用しましたが、内枠に加工を施して、建具を仕込むことであたかも木製建具のように設えています。
塗壁や造作家具と相俟ってどこに居ても職人の手仕事の跡が感じる事ができて、心地良さを得られる住宅、室内側より浮かび上がる建築を小さいながらも目指しました。
アトリエも住居も必要最小限の大きさにした事で余白が生まれました。例えば小さな中庭は両者の間を緩く取り持つ存在として。また南側を平屋に抑えた事で、閉塞的ではなく風が抜け、眺望を取り込んだ2階住まいと隣家との適度な距離感(余白)を保つ事ができました。
一部を除き大方の窓に既製サッシを使用しましたが、内枠に加工を施して、建具を仕込むことであたかも木製建具のように設えています。
塗壁や造作家具と相俟ってどこに居ても職人の手仕事の跡が感じる事ができて、心地良さを得られる住宅、室内側より浮かび上がる建築を小さいながらも目指しました。
写真:林建築計画事務所
- 建築概要 -
建築場所:福岡県福岡市
主要用途:住宅+アトリエ
敷地面積:222.73㎡(有効180.91㎡)
建築面積:78.97㎡
延床面積:119.78㎡
構造規模:木造2階建て
竣工年月:2021.06
施工:株式会社 タツケン 監督 / 熊上 龍太郎
造園:有限会社 総合緑化コガキュー 担当 / 古賀 政範